第8回 旧東海道 藤枝宿から(26.2km)掛川宿 54.075歩 220.6km


バッグ工房 アプトの杉崎です。

 

3月21日(日)晴れ

前回は始発電車 5:20分発に乗るために自宅から東京駅まで歩きましたが、今回は地下鉄で東京駅まで行き始発電車から20分後の電車で出かけました。

沼津から静岡行きの電車から原・東田子の浦では進行方向右手に雪を頂いた富士山が見え窓越しに写真を写している人が何人かいましたが、地元の人は見向きもしてませんでした。

藤枝駅には9時25分に着き、駅前さんの「喜久屋」さんで瀬戸の染飯を

強飯をクチナシの汁で黄色く染めた食べ物で、おにぎりが二個パックに入り少し塩味になっていました。

藤枝から青木交差点を左折すると旧東海道。所々に松が街道沿い有り分かりやすい道しるべになっていました。先ずは大井川に掛かるギネス世界一の木造の橋「蓬来橋」を目指しました。途中で地元の人に聞きながら2時間掛かり到着しました。橋の通行料 100円を払い25分掛け往復してきました。この日は風が強く欄干が低いのでなるべく真ん中を歩くようにしました。

ほかの人達は近くの駐車場に車を止めていました。

大井川を渡るのに蓬来橋から大井川橋まで3km土手を歩きました。河原では草野球をしていて、グリーンの長い鉄橋が掛かっていたので此れが大井川橋と思いましたが、電車が通り過ぎていき JRの鉄橋で大井川橋はその先でした。JRと大井川橋の途中に川合所・大井川川越遺跡があり、此処から川越人足で川を渡った所でした。遠くの山の中腹に「茶」とい漢字が見えました。大井川橋は1.000m以上あり歩いているのは自分だけで、皆自転車で通行してました。

大井川を渡り金谷宿へ。新金谷駅で蒸気機関車(C12)がターンテーブルに停車して、オレンジ色の客車(オハフ35?)も此処の鉄道の主力客車かも。かって蒸気機関車に乗り寸又峡温泉に行き、夢のつり橋を渡る時大変揺れた事を思い出します。

 

金谷宿を過ぎると石畳が続いていました。箱根の石畳は有名ですが金谷にも有る事を初めて知りました。

石畳も金谷・菊川と所々に残っていて江戸時代に人々が盛んに往来していたんだなーと思いました。開けた所は何処もお茶畑で高い所に扇風機の様なプロペラが回っていました。

小夜の中山峠へ向かい歩いていると、すれ違った人に「此れから大変ですよ。」と声を掛けられました。なるほど長い登り坂が何度か続き登り切った所に茶店「扇屋」があり其処で一休みし名物の「子育飴」を購入。水飴は透明だと思っていましたが

原料が麦芽糖なので茶色の水飴でした。他の観光客も棒に付けてもらい100円払っていました。店の裏手に大井川で見た 茶の字が此処でも見えました。後で調べてみましたら、漢字の「茶」の字の山は粟ヶ岳(532m)でヒノキを伐採して描いたアートでした。

日坂宿は長い登りと下りが続く街道で、其々の家の玄関に一枚板に○○屋と屋号が一軒ごとに掛けてあり、昔にタイムスリップしたようです。

掛川駅には16時過ぎに着きました。かって掛川マラソンにも何度か来たことを思い出します。

帰りの新幹線には時間があったので、掛川城を見学に行って来ました。立派な大手門と天守郭を囲むように石垣や塀・櫓が作られ立派なお城でした。掛川駅のキヨスクで静岡のお土産に はんぺんと羊羹を買いました。

 

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